戦力外通告!?プロ野球選手のその後とは!?
どんなスポーツにおいても、「プロ」のスポーツ選手として活躍し続けることは大変なことですよね。
一生のお仕事として続けることができればいいのですが、そんなに甘い世界ではありません・・・。
テレビでプロ野球選手に対しての「戦力外通告」ってよく聞きますが、ケガや病気、もちろん成績の低迷などによって行われる「戦力外通告」でしょう。
では、プロ野球選手が戦力外通告を受けるとその後はどうなってしまうのでしょうか。
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プロ野球選手が戦力外通告を受けたその後とは?
プロ野球選手が戦力外通告を受けてしまったら、いくつかの選択があります。
● 自由契約・・・ 契約期間の終了に伴い、他のどの球団とでも契約ができる。
● トレード ・・・ 日本シリーズ後、短い間なら選手間のトレードが可能。
● FA行使 ・・・ FAとは「フリーエージェント」の意味で、FA権があれば他のどの球団とも選手契約ができること。
● 任意引退 ・・・ まだ選手契約が残っているときに、自ら選手を引退すること。
プロ野球選手が「戦力外通告」を受けた場合、このような選択を迫られます。
ほとんどのプロ野球選手が「自由契約」を選択するため、「戦力外通告」と一緒のようなものだと思われるようです。
どのような方法で戦力外通告を伝えられるの?
選手に対しての「戦力外通告」は、会議などで決定すると電話で伝えられることもあるようで、その後は自分の道具の片づけ、お世話になった先輩やコーチへの挨拶をして去っていくようです。
実力勝負のプロの世界は厳しいものですね・・・。
また、戦力外通告を試合後に直接伝えられたり、新聞やテレビで初めて知ったという選手もいるようです!?
しかし球団も、「選手が新たな道へ進める為に」という考えから、なるべく速く通告するようです。
中には、辛すぎる通告例もあるようです。
バスでの移動時、荷物をバスの前に並べて置いておくように指示があったのですが「自分の荷物だけ運ばれず放置してあった」という、遠回しな辛すぎる通告・・・。
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戦力外通告を受けたプロ野球選手のその後は?
プロ野球選手が現役で活躍できる平均年齢が、大体30歳前後であるといわれています。
プロ野球の在籍期間は約10年であるにもかかわらず、中には20代前半で戦力外通告となる選手もいるという厳しい世界なのです。
では通告を受けたその後、選手はどのような職業に転職するのでしょうか。
【社会人野球チームのコーチ】
二軍の打撃コーチや投手コーチを経て、社会人野球のコーチをする人もいれば、戦力外通告後すぐに社会人野球コーチになる人もいます。
「コーチ」という選手とはまた違った悩みや苦労はあるかと思いますが、また野球に携わって頑張っている姿は、ファンとしてうれしいものですよね。
【女子プロ野球指導者】
日本女子プロ野球機構からオファーされ、「女子プロ野球」の指導者になる人もいます。
日本の女子プロ野球はまだまだ認知度が低く、女子野球部がある学校も少ないため、元プロ野球選手の指導によって能力や成績が上がることが期待されます。
それによって女子プロ野球も強くなり、もっと知名度が上がるのではないでしょうか。
【教師】
大学へもう一度通い、教員の免許を取得し学校の先生になる人もいるようです。
もちろん高校などで野球を指導したりと、本気で野球に打ち込む子供にとって元プロ野球選手の指導は夢のようですよね。
【飲食店の経営】
野球関係の道に進まない人に多い「飲食店の経営」。
ラーメン屋、イタリアンのお店、焼き肉屋など、様々なジャンルの飲食店を経営されている人が多いです。
中には調理師の専門学校へ通い、シェフになっている人もいるんですよ。
今までプロとして活躍していた人が、一から次の道を本気で頑張る姿は素晴らしいですよね。
野球以外の道を選ぶことは、とても勇気のいる行動ですよね!
【会社員】
この場合も球団関係の会社員ではなく、まったく違う会社へ就職されている人が多く、広告会社や保険の営業マンなど野球とは全く別の道です。
【俳優や歌手】
俳優や歌手などの「メディア」に露出する仕事へ進む人もいて、よく見るのが「実況解説やテレビのアナウンサー」などですね。
戦力外通告された後も、もう一度プロ野球の舞台を目指しテストを受ける選手もたくさんいます。
「プロの世界へもう一度戻る!」という意思の強さは見習うべきところですよね。
また他にも、プロレスラーや競輪選手、プロゴルファー、お笑い芸人、運送業など様々な道を選ばれているようです。
第二の人生に進まなければならなくなってしまった場面に直面したとき、どのような選択が正しいのかは分かりませんが、とにかく成功してほしいですよね!
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